梅雨入り宣言と梅雨明け宣言

能登の梅雨入りはまだですが梅雨入りした地方もあり、毎年今の時期には気象庁が「梅雨の時期に関する気象情報」として発表しています。発表の基準は、現在までの天候経過と1週間先までの見通しをもとに、梅雨前線や湿った空気の分布などを判断することです。

梅雨の時期は大雨による災害の発生しやすい時期です。また、梅雨明け後の盛夏期に必要な農業用の水等を蓄える重要な時期でもあるので「梅雨の時期に関する気象情報」は重要なものと言えます。

梅雨入り宣言と梅雨明け宣言の歴史

では気象庁が梅雨入り宣言と梅雨明け宣言をするようになったのはいつ頃からでしょうか?

気象庁の梅雨入りと梅雨明けのデータは1951年からありますが、お知らせとして報道機関に情報提供を始めたのは1955年ごろです。当時は、気象庁が梅雨の入り明けを判断する基準が明確でなく、各地方の気象台が独自に発表していました。

1986年からは、気象庁が統一的な基準を設けて、全国的に梅雨の入り明けの速報を発表するようになりました。この基準は、現在までの天候経過と1週間先までの見通しをもとに、梅雨前線や湿った空気の分布などを判断するものです。

1995年と1996年には、梅雨の入り明けの速報を一旦は廃止しました。これは、梅雨の入り明けが一定期間内に発生するという前提が崩れたことや、速報が社会的な混乱を招く可能性があることなどが理由とされました。しかし、多くの人々から速報復活の要望が寄せられたため、1997年から再び発表するようになりました。

現在では、気象庁は梅雨の入り明けの速報を「梅雨の時期に関する気象情報」として発表しています。

また、梅雨の季節が過ぎてから、春から夏にかけての実際の天候経過を考慮した検討を行い、その結果、速報で発表した期日が変更となる場合があります。この資料は「過去の梅雨入りと梅雨明け(確定値)」として公開されています。

そもそも梅雨とは?

梅雨は、東アジアの気候や地形によって生じる特有の現象です。

東アジアは中緯度に位置していますが、夏季には大陸東岸は海洋を覆う亜熱帯高気圧の辺縁部になるため雨が多い傾向にあります。また、インドから東南アジアへとつながる高温多湿なアジア・モンスーンの影響を受けています。

これらの要因により、春から夏にかけて、東西に伸びる停滞性の前線が、南側の北太平洋高気圧(小笠原気団)と北側のオホーツク海高気圧(オホーツク気団)の間に形成されます。

この前線を「梅雨前線」と呼び、この前線の周辺では曇りや雨が多くなります。梅雨前線は、気圧配置や風向きの変化によって北上したり南下したりしますが、基本的には日本列島や中国大陸の東方沖で停滞することが多いです。

このように、梅雨は東アジアの特殊な気候条件によって発生する現象であり、他の地域では見られません。ただし、インドや東南アジアでは、梅雨とは異なるメカニズムで雨季が発生します。

インドでは、インド洋から吹く南西モンスーンがインド亜大陸にぶつかって雨を降らせます。東南アジアでは、インドシナ半島やマレー半島では南西モンスーンが海から湿った空気を運びますが、フィリピンやインドネシアでは北東モンスーンが海から湿った空気を運びます。

梅雨前線と秋雨前線の違い

春の梅雨前線に対して秋には秋雨前線があります。この違いついてご説明します。

梅雨前線と秋雨前線の違いは、発生する時期と進行方向です。

梅雨前線は、5月から7月頃にかけて日本に停滞する前線で、南からやってくる暖かく湿った小笠原気団と、北から張り出している冷たく湿ったオホーツク海気団がぶつかってできます。梅雨前線は、南側の小笠原気団に押されて北上していきます。

秋雨前線は、8月後半から10月頃にかけて日本に停滞する前線で、夏に勢力を強めた小笠原気団と、北からやってくる冷たく湿ったオホーツク海気団がぶつかってできます。秋雨前線は、北側のオホーツク海気団に押されて南下していきます。

また、梅雨の時期は西日本ほど雨量が多いのに対し、秋雨の時期は東日本で雨量が多くなる傾向があります。そして秋雨の時期は台風の影響を受けやすいため、局地的な豪雨に注意が必要です。

なぜ梅雨前線や秋雨前線は停滞するのか?

梅雨前線や秋雨前線が停滞する理由は、異なる気団がぶつかり合って勢力が拮抗しているためです。

梅雨前線は、冷たく湿ったオホーツク海気団と、温かく湿った小笠原気団がぶつかってできます。梅雨前線の場合は、オホーツク海気団が南からやってくる小笠原気団を押し返すことができないため、前線は日本上空に長く停滞します。

秋雨前線は、冷たく乾燥したシベリア気団や揚子江気団からなる移動性高気圧と、温かく湿った小笠原気団からなる太平洋高気圧がぶつかってできます。秋雨前線の場合は、移動性高気圧が南からやってくる太平洋高気圧を押し返すことができないため、前線は日本上空に停滞します。

梅雨前線や秋雨前線の停滞は、日本に長期間にわたって雨をもたらします。特に台風の影響を受けるときは、大雨になることもありますので注意が必要です。

梅雨前線や秋雨前線の通過後

梅雨前線や秋雨前線が通過した後は、天気が回復して気温や湿度が上がることが多いです。しかし、寒気の影響を受けると気温が下がったり雪が降ったりすることもあります。

特に秋雨前線の場合は、通過の前後で気温が数℃から十数℃低下して急に冷え込むことがあるので注意が必要です。

今朝の能登の空模様

↑長々と申し上げましたがコレもbingのAIチャットだったりします(^^ゞ

今朝はチョイとゴミ出し・・・

空模様は晴れ・・・

これはどう見てもまだ梅雨入りはしてないですね。

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