福井県坂井市三国町に住む小学4年生の中出旺佑君(10歳)は、自宅の近くで珍しいナナフシの一種である「トゲナナフシ」の雄を発見しました。これは北陸地方で初めての発見です。石川県のふれあい昆虫館の学芸員である澄川智紀さんがトゲナナフシについて詳しく調べ、中出旺佑君の発見を確認しました。
中出旺佑君はこの昆虫を昆虫館に提供し、展示が14日から始まりました。トゲナナフシは主に西日本に分布しており、繁殖のためには交配が必要なく、単独で卵を産む特徴があります。ほとんどの個体は雌である中、ごくまれに雄が生まれることがありますが、その原因はまだ解明されていません。
雄の特徴は、雌の5.7~7.5センチに比べて小さくて細身の体です。最も古い記録は1977年で、東京の多摩動物公園で飼育されていた個体で、雄が確認されていました。

トゲナナフシとは?
トゲナナフシとは、日本に生息するナナフシの一種で、全身にトゲやコブがある太めの昆虫です。トゲナナフシは学名でNeohirasea japonicaといい、トビナナフシ科エダナナフシ亜科に分類されます。
トゲナナフシは、関東以南の本州、四国、九州、沖縄などに分布していますが、千葉県では絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。台湾や中国の一部にも分布しています。
トゲナナフシの特徴
トゲナナフシは、体長がメスで60~70mm、オスで40~50mmほどになります。体色は黄褐色から黒褐色で、緑色を帯びることもあります。頭部と前胸背はほぼ同じ長さで、頭頂には不規則なしわがあります。
触角は長くて細く、体の1/3から1/2ほどの長さがあります。中胸背は前胸背の3倍以上の長さで、背面に4対の棘状突起があります。後胸背は中胸背の半分強の長さで、腹部は頭部と胸部を合わせた長さと同程度です。トゲやコブは擬態のためのもので、刺したり毒を出したりすることはありません。
トゲナナフシの生態
トゲナナフシは夜行性で、昼間は枝や石垣などに隠れています。食草はバラ科やヤツデ科など広範囲にわたりますが、特にガクアジサイが好まれます。産卵は地表で行われ、卵は種子に擬態しています。卵から孵化するまでに約4ヶ月かかります。越冬は卵で行い、年1化生です。
トゲナナフシはほとんどメスだけで単為生殖をすることが知られていますが、オスも存在します。オスはメスより小さくて細く、腹部先端に把握器という突起があります。オスは日本では2009年に初めて自然下で発見されたことが報道されましたが、その後も非常に稀です。
トゲナナフシの飼育
トゲナナフシは卵から飼育することが可能ですが、卵を見つけるのは難しいです。メスを捕まえてきて産卵させるか、幼虫を探してきて飼育する方法があります。飼育する場合は湿度を保ち、エサとしてバラ科やヤツデ科などの植物の葉を与えます。
ピンチになると自分の脚を切り離して逃げようとすることがあるので注意が必要です。また卵を見つけるのは難しいです。トゲナナフシは擬態能力が高くて見た目も面白い昆虫です。
回復~^^
一昨、珠洲で動き回ったので昨日は多少堪えたのと空模様がイマイチということもあり全く外出せず。

今日は体調も空模様も回復で、少しは行動する予定です。


