大相撲秋場所で大の里関が昨日まで土つかずの7連勝。今日は勝ち越しをかけて東前頭三枚目の御嶽海関との対戦。勝ち越してほしいナァ^^
ところでテレビで大相撲観戦していたら、かなり昔のVTRが放映されることがあります。
現在の力士と随分違う点が見受けられますが、その一つがサポーターやテーピング。
昔の力士はほとんどしてないのですが、現在の力士は全くしてない力士の方が圧倒的に少ないです。

大相撲力士のサポーターとテーピングの歴史
大相撲において、力士が怪我の予防や治療のためにサポーターやテーピングを使用することは、近年非常に一般的となっています。しかし、これらの技術が広く普及するまでには長い歴史があります。以下では、大相撲力士におけるサポーターやテーピングの歴史やその進化を詳しく見ていきます。
1. 初期の力士と怪我の対応
江戸時代から戦前までの力士の怪我対策
大相撲の歴史は江戸時代にまで遡りますが、当時の力士たちが現在のようなサポーターやテーピングを使用していたという記録はほとんどありません。相撲は非常に過酷なスポーツであり、怪我は日常的に発生していましたが、治療法は非常に原始的で、主に自然治癒に頼っていました。包帯や布などを使って関節や筋肉を固定することはあったものの、今のような専門的なテーピングやサポーターの技術はありませんでした。
戦後の医療技術の発展と力士の怪我対策
戦後の日本では、医療技術の進展とともに、力士に対する怪我の治療法も少しずつ進化しました。1950年代から60年代にかけて、力士の怪我が深刻化する中、医療関係者が力士に対して関節や筋肉の固定を行うようになりました。この時期はまだテーピングの技術が広まっておらず、主に布や包帯での固定が主流でした。
2. テーピング技術の導入
1970年代のテーピング技術の導入
大相撲の世界に本格的にテーピング技術が導入されたのは、1970年代頃からです。この時期、欧米のスポーツ医学が日本に影響を与え、特にアメリカのアメリカンフットボールやバスケットボールなどのスポーツで使用されていたテーピングが大相撲にも取り入れられるようになりました。
最初はホワイトテープ(非伸縮性のテープ)が使われ、足首や膝、肘などの関節を固定するために利用されました。特に、膝や足首の負担が大きい力士たちにとって、テーピングは怪我の予防や軽減に大きな効果をもたらしました。
キネシオテーピングの普及
1979年に日本の加瀬建造博士によって開発されたキネシオテーピングは、柔道やレスリングなどの他の格闘技と同様に、相撲界でも注目され始めました。従来のホワイトテープとは異なり、キネシオテープは筋肉の動きをサポートし、血流やリンパの流れを改善する効果があるため、怪我からの回復を早めることができるとして力士に広く使用されるようになりました。特に筋肉の張りや肩こり、腰痛を緩和するために使用されるケースが増え、現在では力士の定番アイテムとなっています。
3. サポーターの使用
1980年代以降のサポーターの普及
テーピングと同様に、1980年代以降にサポーターも大相撲の世界に広まっていきました。力士の身体は激しい稽古と取り組みによって常に大きな負担がかかっており、特に膝や腰などの部位は慢性的にダメージを受けやすいです。このため、関節や筋肉を保護するためにサポーターが使用されるようになりました。
初期のサポーターは、ゴムや布で作られた簡単なものでしたが、次第に技術が進化し、ネオプレンや弾性素材など、より高度なサポート効果を持つ製品が開発されました。これにより、関節の安定性を保ちながらも動きを制限せず、力士が取り組み中に自由に動けるようになっています。
現代のサポーター技術
現在の大相撲では、膝や肘、足首にサポーターを巻いている力士をよく目にします。これらのサポーターは、柔軟性が高く、関節や筋肉にかかる負担を軽減する役割を果たしています。また、怪我をした力士が稽古や取り組みを続けるためのサポートアイテムとしても重要です。
4. サポーターとテーピングの進化と今後
最新技術の導入
近年では、サポーターやテーピングの素材やデザインもますます進化しています。例えば、肌への刺激を最小限に抑えた素材や、通気性に優れたデザインが採用され、力士が長時間使用しても不快感が少なくなっています。また、テーピングに関しても、柔軟性が高く、貼りやすい製品が登場し、自己管理でも簡単にテーピングができるようになっています。
AIやデータを用いたサポート技術の可能性
さらに、今後はAIやデータ解析を用いたテーピングやサポーターの開発も期待されています。力士一人ひとりの身体データを基に、最適なサポートを提供するためのカスタムメイドの製品が登場する可能性があります。こうした技術革新により、力士の怪我予防やパフォーマンス向上がさらに促進されるでしょう。
まとめ
大相撲におけるサポーターやテーピングの歴史は、1970年代から始まりましたが、近年の技術革新により、力士の怪我の予防や治療において不可欠なツールとなっています。特に、キネシオテーピングの導入や、進化したサポーター技術により、力士はより効果的に怪我を管理できるようになりました。今後も、新しい技術や素材が導入されることで、さらに効果的なサポートが提供されることが期待されます。


